KIEA製の棚「KALLAX」でDJブースをDIY制作

Serato DJ Pro 2.1.1リリース

Serato DJ Pro 2.1.1リリース
serato DJ pro 2.1.1

自己紹介の投稿に引き続き先日、リリースされたSerato DJ Pro ver. 2.1.1の変更点やその内容について思ったこと、今後やってみたいなと思ったことを書いてみようと思います。

現在はSerato Dj proとRaneのSeventy-twoの組み合わせで使用していますが、Serato Djの前身であるScratch Liveの時代から愛用しているおり、オーディオIO、ソフトウエアともに毎日お世話になっています。このサイトを立ち上げる数日前にVre.2.1.1がリリースされその内容も興味深いものだったので記事を作成する練習も兼ねて綴ってみようと思います。

Serato Dj Pro Ver.2.1.1主なアップデート内容

serato Dj proの画面

本記事ではバグ修正などの細かい内容以外の大きな変更点を見ていきたいと思います。

1: 独立したパットモード

Serato DJ Proを使用時、主な対応ハードウエアとコントローラーなどのSerato公認のアクセサリーと一緒に使用するときに、それぞれ違うパッドモードを使えるようになったようです。

例えばRANEのSeventy-twoとPioneer DjのDDJ-SP1などを同時に使用した際、ミキサー側のパッドはRoll、コントローラー側はCueといった感じに別々の機能を使えるということのようですね。

2: オフィシャルアクセサリーのリマッピング

MIDI機能の送受信でSerato Dj proを制御できるオフィシャルアクセサリーのMIDIマッピングを自分の使いやすいようにカスタムマッピングを作成することができるようになったようです。

3: Reloop RP8000 MK2のサポート

ReloopのMIDIコントローラー内蔵型ターンテーブルRP8000 MK2の公式サポート。先日輸入代理店様の動画を拝見したところユーザーのカスタムマッピングができるモードを備えているようです。

4: Rolandの各種ドラムマシンのTR-SYNCサポート

RolandドラムマシンTR – 8、TR – 8S、TR – 08とTR – 09 においてTR-SYNCなるものをサポートしたようです。おそらくAbleton Linkと同様にBPMを同期させて再生できるといったものではないかと思います。

新規の対応機材

1: RP-8000 mk2

RP-8000mk2の写真

アナログターンテーブルで育ってきた私はやはりCDJよりターンテーブル派なので一度触ってみたい製品の一つです。が、なかなか機会が無く残念に思っています。トルクや針の具合ピッチフェーダーの使用感などがSL-1200シリーズと同等であるとすれば実に気になる機材です。MIDIコントロールがターンテーブル側で可能であればミキサーの選び方も変わってくるかもしれませんね。

2: Rolandの各種ドラムマシーン

TR-sync対応機種

RolandのTR-8、TR-8S、TR-08、TR-09のTR-SYNCなる規格的なものでBPMが同期できる。スクラッチを練習することが多い私にとってドラムマシーンで軽くシーケンスを組んでそのビートの上でスクラッチをするのも一つかなとか思ってしまいます。またプレイリスト内の曲とリアルタイムでマッシュアップを楽しむのもいいかもしれません。

個人的に注目している新機能

一番注目しているのは上記アップデート内容の1と2の独立したパッドモードとリマッピングです。

現在RaneのSeventy-twoを愛用していますが、今回のアップデートでPioneer DjのDDJ-SP1を一緒に使ってみたいと思いました。

1: DDJ-SP1の可能性

DDJ-sp1

私はMixやscratchをする際、ミキサーに内蔵されたEchoやFilter、EQを使用することが多いのですが、以前からSerato DjのFXをもっと使いこなしたいと考えていました。

DDJ-SP1では最大6つのFXユニットをボタンとノブで制御できるため実質、別途エフェクター導入した勢いで環境が変わると思っていました。

さらにパッド部分はカスタムマッピングができるとすればより幅が広がると思います。

2: DDJ-SP1 + SL3 or SL4でやってみたいこと

SLシリーズのsend/return

私は基本的にエフェクトはポストフェーダーで使用できるミキサーを選んでおり、プリフェーダーもしくはマスターエフェクトで使用することがほとんどありません。

このようなセッティングをする場合、ミキサーにエフェクターが内蔵されたモデル、またはSend/Returnが実装されたミキサー+エフェクターで実現可能となります。

前項に書いた通りDDJ-SP1を使用してエフェクトを制御できるのであれば、SL3もしくはSL4のAUX IN/OUT端子+ミキサーのSend/Return接続、Serato DJ側で3つ目以降のデッキにFXを割り当てたらSerato Djソフトウエア内のFXをポストフェーダーで使用できるのではないかとひそかに思っています。

がしかし、現在手元にあるオーディオI/Oは小さいという理由からDenon DJのDS1のみなのでこの実験はそのうちSL3orSL4に変える機会があったらやってみたいと思っています。

まとめ

ここ最近の新作Dj機材はCDJ、DVSともにBPM連携させることにより 制作機材との垣根を無くす点に重きを置いているように感じます。

以前私もセッティングの中にKORG kaoss pad なども入れていましたが、BPM同期とループサンプラーがあればリアルタイムのサンプリングを混ぜたMixができるのになぁと思っていたことがありました。

Pioneer DjからDJS-1000やTORAIZ SP-16が発売され、Serato DjもAbleton LINKへの対応、さらに今回のRoland TR-SYNC対応を見てみても今後はMix+リアルタイムシーケンスのようなスタイルがトレンドになるかもしれませんね。

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