今回はPCDJソフトウエア乗り換えを手軽に行るようになる楽曲データベース同期ツールRekord Buddy2というソフトウエアについて書いてみようと思います。
先日のTRAKTOR SCRATCH A10のお買い得情報の記事でも少し触れましたが、PCDJのソフトウエアにはそれぞれ特徴があり、それぞれに魅力があります。しかしPCDJソフトウエア乗り換えようと思った場合、音楽データの量にもよりますが大変な作業時間がかかります。
そんな大変な乗り換え作業を全て自動で行ってくれるのがRekord Buddy2というソフトウエアです。
各PCDJソフトウエアの特徴
大きくシェアを占めるソフトウエアのSerato、TRAKTOR、rekordboxの基本機能はほぼほぼ同じですが、それぞれに持ち味があります。
「動作の軽さと安定性と基本的な機能に重きを置き、+α的な機能は全てオプションとして販売する」Serato、その比較対象として比べられることの多いTRAKTORは「音質を第一に考えつつ、実験的な新規機能とそれを操作するためのハードもアップデートを続けていく」、PCDJソフトとしては新しいrekordboxは「PioneerのCDJシリーズの楽曲管理という機能を軸に、パフォーマンス用の機能してSerato Dj proの性能をさらに厚くした内容であると同時に映像や照明などを制御するという現場向けの機能にも重きを置いている」個人的にはそんな印象を受けるトップ3のソフトウエアですが、アップデートによりそれぞれが日々進化し続けております。
PCDJソフトウエア乗り換えの壁
それぞれの良さがあるトップ3の各ソフトウエアですが、いくら魅力的なアップデートがあっても簡単に乗り換えられるものではありません。
その理由は・・・
通常は最初に使い始めたソフトウエアでビートグリッドやキューポイント、ループ設定などの仕込作業をしますよね。
いずかのソフトウエアで頑張って仕込み作業をし、プレイリストを完成させたとしてもその仕込みデータはソフトウエアの種類を超えて共有することはできません。
そのため魅力的なアップデートで他のソフトウエアに乗り換えたいと思っても、再度同じ作業をする必要があります。この作業こそがPCDJソフトウエア乗り換えの大きな壁になるわけです。
乗り換えを可能にするRekord Buddy
そんな乗り換えについて回る課題を簡単にしてくれるのがRekord Buddyというソフトウエアなのです。
仕組みとしては、例えば自分が今まで仕込みをしてプレイリストを作ったソフトウエアがSerato Dj proで乗り換え先がTRAKTORだったとします。その場合rekordBuddy上でSeratoのデータベースをプロテクトし、TRAKTORのデータベースをSeratoのデータベースに同期させるという感じになります。
同じ要領でトップ3のソフトウエアすべてを双方向に同期させることが可能です。
対応ソフトウエア
- rekordbox 4 / 5.x
- Serato DJ 1.9.x / Pro 2.x
- Traktor Pro 2.x / 3.x.
対応OS
- Mac OS
価格
- $59.99 Rekord buddy (2.x以内のバージョンは無料アップグレード可)
- 2台のPCまでインストール可
実際のワークフロー
YoutubeのチャンネルPDotTVにてRekord buddyのワークフローを公開しています。
まとめ
私はSCRATCH LIVEから使い始め、現在はSerato DJ proをメインに使用しております。しかしTRAKTORやrekordboxなどで魅力的なアップデートがあってもグリッドやキューポイントの再設定が理由で躊躇してきました。
現在、各ソフトウエアはアップデートや対応しているコントローラー等で常に進化を続けています。このRekord buddyがあれば気軽他のソフトウエアも試すことができるので大きく幅が広がります。
導入した際には記事を書きたいと思います。
コメントを書く