KIEA製の棚「KALLAX」でDJブースをDIY制作

【解説】Pioneer Dj XDJ-XZ

【解説】Pioneer Dj XDJ-XZ

前回の投稿から少し期間が空いてしまいましたが、その間 Pioneer Dj XDJ-XZ が発表され11月26日に発売となったようなので少し詳細を見ていきたいと思います。

pioneer Dj XDJ-XZ とは

11月26日に発売されたpioneer Djの最新Dj機材です。

まずは製品紹介動画を見ていきましょう!


個人的には良い印象の機材

XDJ-XZの全体画像

私、個人的にはとても使ってみたい機材だと思います。

その理由は次の通りです。

  • PioneerDjの最上位シリーズNexusシリーズの機能、パーツ、レイアウトを踏襲している割にはコスパが良く筐体もワンピース構造
  • send端子が付いているので外部サンプラーを追加できる
  • スクラッチができるジョグダイヤルのサイズである
  • DJ時にPCが不要
  • 仕込みがiphoneでも可能

中でも特にPCを使わないで仕込みができる点とスタンドアロンで動くという点は「手軽」というところで非常に大きいです。

では XDJ-XZ でどんなことができるのか見ていきましょう。

pioneerDj XDJ-XZ でできること

XDJ-XZを操作している様子が分かる画像

まずは今回の新製品XDJ-XZでどんなことができるのか?

という部分を見ていきたいと思います。

  • パソコン無しでDjが可能
  • これまで発売されたXDJ-RXRRと違い、最上位クラスのCDJ、CDJ-2000nsx2DJM-900nxs2と同様のパーツ、レイアウト、機能が一台で手に入る
  • USBメモリやポータブルHDD、iphone、ipadなどがあればDjが可能
  • PCの使用も可能(serato、rekordbox)
    ※seratoは2020年の初頭に対応予定
  • CDのドライブを除けば、 コントローラーも含めてほぼすべての現状の最新機能を網羅している

XDJ-XZはどんな人に向いているか?

XDJ-XZのジョグダイアルとミキサー部分

主観ではありますが、下記のような内容を求めている方に適しているのではないかと思います。

  • クラブスタンダードの構成環境でDjを練習したい
  • Nexusシリーズ(現場仕様)の環境を揃えたいが費用は押さえたい
  • シンプルな配線や機材環境でNexusシリーズの環境を手に入れたい
  • Djをする際、CDは使わない
  • 楽曲ライブラリはデータでの所有が中心
  • データの仕込み作業も含め、PCを極力使いたくない
  • サンプラーを加えた新しいスタイルを追求したい
  • いずれはターンテーブルも使いたい
  • 機材の持つ機能を理解している中級以上のDj

以上のような方にはとても良い製品だと思います。

ただし金額を見ると税別260,000円なので決して安くありません。 しかし現行のNexusシリーズでCDJ環境を揃えたと思えば非常にコストパフォーマンスに優れてると言えます。

XDJ-XZ が持ち合わせている機能や仕様を見てもプロフェッショナルオールインワンDJシステムの名の通り初心者から中級者というより上級に近い中級者以上向けの機材という感じではないでしょうか。

XDJ-XZ の仕様のポイント

先述の通り、過去にも同じような商品はリリースされてきましたが、やはり一番大きなポイントは最上位機種であるNexusシリーズと同様のパーツやレイアウト、機能を持ち合わせているのにPCが不要(もちろんPC接続も可能)、さらにはある程度の拡張性も持っているという点です。

個人的には冒頭にも書きましたが、「スクラッチができる大きなジョグを装備しつつ、ハードウエアで完結していてsend端子も持っている」さらに「いざとなればPCも接続可能」という部分が大きな魅力だと思います。

大型ジョグダイアルのサイズ

スクラッチを楽しんでいるDjなら特にジョグダイアルサイズの重要性は理解できると思います。

XDJ-XZのジョグダイアル拡大画像

またMix重視のDjであってもジョグダイアルのサイズは操作感に大きく影響するため大きいに越したことはないと思います。

このクラスのジョグになると重さが調整できるJOG ADJUSTも装備されているのも魅力の一つです。

現在、様々なCDJやコントローラーがありますが、pioneerDjのフラッグシップモデルであるCDJ-2000nxs2と同等サイズのジョグダイアルを装備している機材はかなり限られます。※以前の記事でも投稿したDDJ-1000もその一つです

SEND端子とLANポート

ピンとこない方もいるかもしれませんが、個人的には結構魅力的なポイントです。

私は以前からDj mixの中でライブサンプリングを織り交ぜてBPMを同期しながらライブで曲を構築するようなスタイルをしてみたいと思っていました。

さらにそこにMCなんかも入ったらかなり楽しいのではないかと・・・

XDJ-XZのバックパネル画像

その際サンプリングをするときにだけサンプラー側に音声を送るSEND機能とBPMを同期するためのLANポートが必須となるわけです。

その場合、サンプラーはDJS-1000に限定されますが、プレーの幅は一気に広がるのではないかと思います。

そんなわけで地味ですが個人的には結構アツい機能です。

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XDJ-XZ はハードウエアであること

この点も大きいです。今までいくつかPCDJコントローラーの環境も使用しましたが、ジョグの微妙なタッチ感や音の追従性能などコントローラーという構造の時点でイマイチ不安というかPCの動作に依存している部分で違和感を感じてきました。

しかしXDJ-XZはソフトも使えますが、あくまでハードウエアで完結しているためコントローラーというよりはCDJと同等であると考えて良いかと思います。

これもまた地味ですがジョグの追従性能を求めるDjにとっては大きなポイントではないでしょうか。

またハードウエアとして完結しているため、音源をUSBメモリやポータブルHDDから読み込めるというのも大きな魅力ですね。

rekordboxのアプリもある

私は以前からSerato Djを使用してきたため基本プレーリストやキューポイント、ループ、グリッドなど全てPC上で設定してきましたが、 XDJ-XZ の場合USB経由でiphoneにインストールされたrekordboxからも曲を読み込めるため、先述のような基本的な仕込み作業をスマホやタブレットで行えるわけです。

rekordboxアプリAppストアのプレビュー画面

ちょっとした仕事の休憩時間や電車の中などスキマ時間でmixのセットをいじれるのは私的に結構魅力を感じます。

まとめ

私の個人的な結論としては・・・

XDJ-XZは資金が貯まったら導入したい機材リストに入りました

ただしDJS-1000と一緒に導入することを前提としています。

XDJ-XZとDJS-1000をセットアップした状態の画像

現状ではSL-1200mk5G2台とRaneの Seventy-twoの環境が自分のスタイルには合っていて気に入っています。

なので先述のようなリアルタイムサンプリングでサンプラーを駆使できる新しい環境を手に入れるというのか目的だからです。

記事内にも書いた通り、スタンドアロンで動くオールインワンDjシステムなので「XDJ-XZのような機材を待っていた!」

という方も多いのではないかと思います。

私もコツコツと導入目指してコツコツと資金を貯めていこうと思います。


画像引用元: Pioneer DjXDJ-XZ 製品紹介動画APP store

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