KIEA製の棚「KALLAX」でDJブースをDIY制作

Reloop SPINローンチ

Reloop SPINローンチ
Reloop SPIN
出典:Reloop

ソフトウエアの記事から少し離れ、今回はポータブリズムの新製品を取り上げてみたいと思います。

スクラッチ用ターンテーブル

以前記事でも触れている通り私はDjという趣味の中でミックスとスクラッチという異なる二つのスタイルを楽しんでいます。

一般的に知られるスタイルは前者にカテゴライズされるもので主に曲を繋ぐことを目的としています。しかしスクラッチはミックスとは大きく異なり、ターンテーブルとDjミキサーを楽器のように扱い、レコードを前後させる音とミキサーのクロスフェーダーを駆使して複雑な音とリズムを作り出します。

数年前まではスクラッチを楽しむためには最低でも1台のターンテーブルとミキサーの組み合わせ+バックトラック音源+スピーカーが必要でした。

しかし近年ポータブリズムと呼ばれるポータブルターンテーブルと7インチレコード、iphoneの音源アプリ等を使用して屋外などでスクラッチを楽しむシーンが広まりはじめました。※この辺の詳しい変遷は別の機会に改めて掲載します

過去にはVestaxのhandytraxやNumarkのPT01 Scratchなど、いくつかポータブリズムのシーンの中でベースとなるターンテーブルがリリースされてきましたが、今回発表されたReloopのSPINはそれらの過去の製品の足りない部分を補った機能が満載の機種となります。

PVには私にとってのアイドルDJ BABUをはじめ日本からDJ IKUさんも参加しています。

Reloop SPIN top view
出典:Reloop

Reloop SPINの特徴

Reloop SPIN panel
出典:Reloop
  • 45mmの左右の位置を変更可能なクロスフェーダー
  • Bluetooth入力でバックトラックの音源が入力可能
  • USBバスパワーで動作可能
  • リチウムイオン電池駆動可能
  • アンチスキップトーンアーム
  • ±20%のピッチコントロール
  • MP3フォーマットでUSBへの録音
  • 7inchのバトルブレイクスが付属
  • ルーパーアプリ対応
  • ヘッドホン出力×2
  • start/stopボタン
  • オプションのバッテリー使用可
  • トーンコントロールによって低域を補正可能

Reloop SPINの仕様の中で特に良いと思ったのがUSB電源やバッテリーで駆動するという点と、45mmのクロスフェーダー、Bluetooth入力、スタートストップボタン、アンチスキップトーンアームです。

この辺の機能は既存のポータブルターンテーブル製品を使用していると「あったらいいのにな」と思える機能なのでとても良いと思います。

Reloop SPIN back
出典:Reloop
Reloop SPIN front
出典:Reloop

私は初代ポータブルターンテーブルでVestax handytrax、今使用している二代目にNumarkのPT-01scratchを愛用していますが、先述の4点はPT-01 scratchでも実現可能ですが、はんだ付けやドリルでの穴あけなどそれなりのカスタムが必須になります。

またそれらのカスタムに必要なパーツを購入するとそれなりの金額になってしまいます。

その点Reloop SPINではすべて実装済みですのでカスタムでミスすることはないので自作でのカスタムを避けたい方には良い選択肢と言えますね。

一点気になる部分としては・・・

一点気になった部分としてはズバリ価格です。今発表されている値段は29,430円となっていますが、ポータブルタンテとしては高すぎるきがします。

現在私が使用しているPT-01 scratchは15,000円台という手軽な価格だったのでいじってみようという気持ちになったのですが、さすがに30,000円近い金額となるとほぼほぼ低価格帯のターンテーブルと同じ金額になってしまします。人にもよると思いますが、私としては納得のスペックではありますが、即決できる金額ではない。という印象です。

人にもよると思いますが、私としては納得のスペックではありますが、即決できる金額ではない。という印象です。

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