KIEA製の棚「KALLAX」でDJブースをDIY制作

【 入門 】 Dj を始て変わる人生の7つのポイント

【 入門 】 Dj を始て変わる人生の7つのポイント
ヘッドホンのイメージ画像

今回は Dj 入門 を考えている方や 初心者 、始めようか悩んでいる方向けに Dj を始めるとどんな音楽ライフが待っているのか、私が20年続けてきた経験を踏まえてまとめてみようと思います。

Dj は長く続けられる趣味

アナログターンテーブルのDjセット

私は大学生2年の時にDjを始めました。

大学に入ってすぐスケートボードに明け暮れており、毎日滑っておりましたが、雨の日や滑れないときに何か部屋でできる趣味はないかと思い、その頃聞いていたHiphopの影響でDjに興味を持ちました。

その後、Djライフにのめり込み、今年40歳を迎える現在まで辞めることなく続けております。

もちろんプロとして続けている方も業界にはたくさんいますが、私はあくまで趣味の範囲で楽しんでおります。

しかし趣味であってもDjというものは確実に人生を豊かにしてくれる楽しみの一つだと思っており、激しい動きや体力的な消耗も無いため年寄りになっても針を落としてスクラッチを楽しむくらいのことはできるのではないかと考えております。

レコード屋さんが楽しくなる

レコードショップのイメージ画像

レコード屋さんはDjをしている、していないにかかわらず多くの人にとって楽しい空間であることは間違いないですよね。

しかし私の場合はDjを初めてから、より一層レコード屋さんを訪れるのが楽しくなりました。

新譜のチェックはもちろんでしたが、欲しかった曲の中古盤を安く買えたり、Mixテープ、CD、ダンスミュージックに関連する書籍、DjバトルのDVDなどなどこれらのモノも含めてみて回るのはとても楽しいものです。

レコードショップのイメージ画像2

今ではDiscogsなどで欲しいものリストや所有している音源のリストを簡単に作れますが、当時は欲しいタイトルをメモって常に財布の中に入れており、色々なレコード屋さんを訪れてはそのレコードを探しました。

現在でも仕事や旅行で地元以外の場所へ行く際はその土地のレコード屋さんに行くのが一つの楽しみになっていたりします。

その時のワクワク感は何歳になっても忘れられないもので、さらに自分の好きな音楽に出会った瞬間の興奮はなんとも言えない中毒性があります。

聞くジャンルが広がっていく

音楽ジャンルのイメージ画像

私の場合は最初、HiphopからDjの世界に入っていきました。

当然、新譜などを中心にチェックしていましたが、次第にそれ以前の曲やネタモノと呼ばれるHiphop、R&Bなどでサンプリングに使用されているような曲も聞くようになり、その後アンダーグラウンドHiphopへと興味が移っていきました。

そこからアブストラクトHiphop、エレクトロニカ、ブレイクビーツといったジャンルに広がっていきました。

こうなっていった背景にはクラブでカッコいいと思う楽曲に出会ったり、レコード屋さんで出会ったMixテープ、MixCDの影響が大きいと思います。

ミックステープのイメージ画像

今でこそMixcloudなどで手軽に聞けますが、当時は全て店頭で購入したテープが中心だったのでレコードを探すことも楽しかったですが、自分が好きだと思える楽曲に出会えるMixテープ、MixCDもおおきな楽しみの一つでした。

このように様々な情報に触れる機会も増えていくため聞く音楽の幅はどんどん広がっていきます。

たくさんの人との出会い

Djを続けながら様々なパーティーに足を運んでいくと少しずつイベントでDjをする機会をもらえるようになってきます。

友人のイメージ画像

最初は身近なコミュニティーでのパーティーが中心ですが、人のつながりができてくるとまた別のコミュニティーでのパーティーなどでもDjをする機会が出てきます。

そんなことを繰り返していくと中には自分がMixを聞きまくっていた憧れのDjやYoutubeやDVDでしか見たことなかったDjと同じパーティーでDjをするというような機会も出てきます。

またDj以外でもトラックメーカーやイベントオーガナイザー、ラッパー、また自分のDjプレイを気に入ってくれるお客さんなどなどいろいろな人と出会う機会がでてきます。

楽器屋さんが楽しい

Djを楽しむ中で機材選びというのも楽しさの一つだと思います。

楽器店のイメージ画像

以前の記事(過去記事へ)にも書きましたが、今は様々なDjセットのスタイルがありますが、やはり基本はプレーヤー2台+ミキサー1台のセッティングだと思います。

Djを続けていくと次第にエフェクターの楽しさやサンプラーでできることなどを知り自分のDjセットに組み込みたくなってきたりします。

その際にミキサーのアップグレードが必要になったりもします。

そんな時は楽器屋さんをめぐって自分の求めるスペックの機材を探すのも楽しいものです。

今はメルカリ、オークションなど様々な購入ルートがあるので昔よりも手軽なうえに安価で購入できるようになりましたが、近場のハードオフを回って機材やジャンクコーナーを見て回るのも楽しいと思います。

ゲームのような楽しさがある

ゲームをイメージする画像

主観的な表現で申し訳ないのですが、私はゲームのような爽快感や達成感があるように思います。

これは実際Djを初めてMixなどができるようになってくると感じることです。

まずBPM(曲の速さ)を合わせられるようになり、基本的なMixができるようになると様々な曲を繋ぐようになってきます。

その中で自分なりにイケているつなぎができた時の感覚はなんとなくゲームでのような爽快感があるように感じます。

喜びや爽快感を連想させるイメージ画像

この感覚はMixだけでなくスクラッチや2枚使いなどでも同様です。

スクラッチ2枚使いがしっかりビートに合わせてできるようになると音ネタを変えたりビートを変えたくなったりします。ゲームでいえば別のソフトが欲しくなるような感覚です。このようにしてDjをしている人はレコードやCDが徐々に増えていきます。

またエフェクターやサンプラーといった機材も同様です。

使い方にもよりますが、どちらも基本はビートに合わせて使うものなので上手に拍にハマった使い方や、曲の展開に合った使い方ができるようになってくるとこれもまたゲームに近いような感覚があります。

先には楽曲製作という楽しさもある

Djを初めて前述のような人との出会いや様々な楽曲と出会っていくと少しずつ自分で曲を作ってDjでかけてみたいという気持ちも出てきます。

楽曲製作のスタジオイメージ画像

この流れから楽曲製作やサンプリングといった方向に興味を持ち始める人も少なくありません。

サンプラーについては基本的に外部の音をサンプリングして使うものなのでどんな音源を入れて使うかによって、使い方やトラックメイキングであれば出来上がってくる曲が変わります。

そのためサンプリングを楽しんでいる人の場合、

「この曲のこの部分をサンプリングしたい」

「この部分をこう使いたい!」

といった目線で楽曲を捉えるのでDjミックスする視点とは別の見方を持つようになっていきます。

また楽曲製作を少しずつ進めていくと今まで何気なく聞いていた曲も、ベースライン、ビートの組み方、上ネタ、効果音、各音量のバランスなど楽曲を構成しているパーツ単体まで耳を傾けるようになり、曲を層でとらえるようになっていきます。

このように進んでいくと買うレコードやCDの種類もDjミックス用ではなく制作に使いたいといった感じに目的も少しずつ変化していったりします。

まとめ

音楽が好きならやってみるのも良い

今回はこれからDjを始める方や、始めてみようか悩んでいる方向けにDjを始めると変わるポイントをまとめてみました。

music loverのイメージ画像

音楽や音遊びが好きという人はDjという楽しみに足を踏み入れてみるのも良いと思います。

今回はあくまで私の体験をもとにまとめてみましたが、取り組むジャンルやスタイルによっても異なると思います。

しかし音楽やDjプレイ、それに付随する様々な体験を通じて音楽ライフが楽しいモノになっていくと思います。

もしできたらアナログを楽しんでほしい

アナログターンテーブルのイメージ画像

最後に・・・

現在はCDJ、DJ用コントローラーなど、様々なセッティングでDjを楽しむことができるようになっています。

機材の進化によって音源を波形としてみることができるようになり、比較的手軽にDjができるようになりました。

CDJもDj用コントローラーも素晴らしく、多くの可能性を秘めている機材ですが、基本的にはアナログのターンテーブルを最先端技術で再現した機材になります。

私の個人的なオススメとしては、人それぞれ予算や設置スペースの都合もありますが可能であれば最初はアナログを楽しんでほしいです。

アナログレコードでのDjは比較的初心者には難しいセットアップであり、最初のハードルは高めです。

しかしそこから得られる技術的なメリットやアナログ独特の温かみ、自分なりに音楽を探す方法、ダウンロードでは味わえないレコード屋さんを回る楽しさなどはとても大きいモノです。

後々、データでDjしたくなった場合も、PCDJのソフトウエアSerato DjやTRAKTORなどを追加すればターンテーブルセットでもPCDJも可能になります。

少しでもアナログに興味のある方はアナログセットも検討してみてもいいかと思います。

本記事がこれからDjを始めようとしている方や始めようか悩んでいるような方の参考になれば幸いです。

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