KIEA製の棚「KALLAX」でDJブースをDIY制作

DDJ-SP1用スタンドをDIYで製作

  • 2019.04.30
  • DIY
DDJ-SP1用スタンドをDIYで製作
DDJ-SP1用スタンドをDIYで制作

先日のPO-35に引き続き、YAHOOポイントの使用期限が迫っていた分を使って中古の DDJ-SP1 と交換しました。まずは自宅ブースの奥にある棚に設置してみましたがミキサーから離れすぎて非常に使いにくく操作しやすい場所へ設置するためには スタンド が必要になると感じました。

現在DDJ-SP1に対応したスタンドはPIoneer Djやいくつかのサードパーティーからリリースされています。どれも作りはしっかりしていますが、私の使い方ではスペースや設置位置の課題を解決できるような形ではないため自作してみることにしました。

解決したいポイント

  • 自宅のブース環境にスマートに設置ができる
  • 操作時に揺れない
  • 少しDjミキサーにかかる程度の位置
  • 適度な角度と高さ
  • ターンテーブルとミキサーの間に無駄なスペースを空けない
  • スマートな見た目

これらの課題を解決すべくDIYに挑戦してみました。

使用したパーツ

今回使用したのは近所のホームセンターで販売されている株式会社ハイロジックという会社のジョイントシリーズです。

DDJ-SP1用スタンドのDIYに使用した株式会社ハイロジックのジョイント
出典: https://hilogik

どこのホームセンターでも見かける金属板に一定間隔で穴があけられたいわゆるジョイントやステーなどと呼ばれるものです。色がマッドブラックで他の機材と相性が良く、パーツのサイズ展開が今回製作したスタンドのサイズに合っていたのでこれを選びました。

DDJ-SP1用スタンドのDIYに使用したYAHATAのアブセット

組み立てに使用したネジはYAHATAの六角アブセットボルトM5×8mmの黒です。ネジを締めた際、機材への傷を防ぐためボルトの出っ張りを最小限にするため少し短めのモノを使用しました。しかし作り終えてみてM5×10mmでも良かったかなと思っていますので今から同じ形を作るという方は10mmをお勧めします。またジョイントの穴の径はM6がピッタリなサイズですが、もしもサイズで微調整が必要になった場合に少しでも調整が利くようにあえてM5を選択しました。

採寸と簡単な設計図の作成

製作にあたりまずは採寸と簡単な設計図の作成しました。まずは絶対に外せないサイズであるミキサーの横幅から採寸を開始。

現在使用しているRane Seventy-two、Vestax PMC37proのサイズをスケールで採寸したところseventy-twoは約28.5cm、PMC-37proは30.5cmでした。

ほぼほぼ近いサイズでしたが大きい方のPMC-37proに合わせました。次に設置する高さです。コントローラーを手で持って設置したい位置を保持しながら採寸するのは厳しいため、本など、身の回りにある適当なものでコントローラーの位置を保持しながら採寸しました。

DDJ-SP1用スタンドのDIYの設計図メモ

私の希望する高さは手前12~13cm、奥17~18cmでした。高さが決まれば自動的に角度が決まるため角度は測っていません。

最後はコントローラーの前後位置を保持するアーム部分です。ここは単純にコントローラー本体の奥行約18cmに揃えました。

実際にはジョイント部品のサイズ展開は採寸したサイズとは異なるためあくまで目安として使用します。しかし、Djミキサーの幅である30.5cm(スタンド脚部の内寸)は外せない数字なのでここだけは頭に残しつつスケールを片手にホームセンターへ。

組み立て

組み立てと言ってもネジを絞めるのみの作業なので設計図に沿って組み立てていきます。工具はプラスドライバーとスパナがあれば十分だと思います。

DDJ-SP1用スタンドのDIYに使用したパーツ

完成したスタンド

一通り組立た状態です。ある程度の強度と揺れを抑えるため後ろの脚部に軸を一本渡しました。 本当であれば前後の脚部にも軸を渡そうかと考えましたが設置の際、ミキサーと干渉してしまうため取り付けませんでした。しかし思っていた以上に強度は確保できた上に揺れもありませんでした。

ネジがむき出し状態だと設置するコントローラーに傷がついてしまうので、厚さ3mmの接着式のゴム足をネジ頭に貼付け完成です。

DIYで製作したDDJ-SP1用スタンド完成状態

本当であれば前後の脚部にも軸を渡そうかと考えましたが設置の際、ミキサーと干渉してしまうため取り付けませんでした。しかし思っていた以上に強度は確保できた上に揺れもありませんでした。

DIYで製作したDDJ-SP1用スタンド完成状態の後ろ側
DIYで製作したDDJ-SP1用スタンド、DDJ-SP1を載せた状態

設置に際して

設置の際は脚部がむき出しの状態ではコントローラーを操作した際にズルズルと後ろへ動いてしまうのでそれを防ぐため四隅の脚部に滑り止めシートを両面テープで貼付けた後、設置しました。

DIYで製作したDDJ-SP1用スタンドをDJブースに設置した状態

まとめ

今回ジョイントを使用してDDJ-SP1用のスタンドをDIYしてみましたがいかがでしたでしょうか。実際の使用感はとても良く、金額も5,000~6,000円程でできたのでとても満足しています。もちろん専用に作られたスタンドに比べると剛性は弱いかもしれませんが、自宅使用においては全く問題ないと思います。

また作った後に思いましたが、後々コントローラーを買い換えた場合、専用スタンドではすべて買い直さなくてはいけなくなりますが、このようなジョイントを組み合わせたスタンドであれば足りないパーツを補う、または組み方を変えるなどすれば十分に対応できると思います。

また、先日入手したPO-35のような小物を乗せるスタンドなどもパーツを追加することによってすぐ作れるので私個人としてはおススメです。

本記事が今からDjコントローラー用のスタンドを自作するという方の参考になれば幸いです。

DIYカテゴリの最新記事